2.1.5 ホームページ作成手順
ホームページを作成する手順としては、まず、持っている情報の中から提供する情報を決める。そして、その構成を決め、使用するファイルを準備する。次にコンテンツ全体の目次ともいえるページ「ホームページ」の構成を決める。ここまで準備が整ったところで、HTMLの作成、最終チェックを行って、ホームページの公開という運びとなる。
ホームページ作成イメージを図2.1.5に示す。
? コンテンツを考える
コンテンツとは、インターネットに載せる情報の内容である。
コンテンツを作成するうえで考えなくてはならないのが、何を載せ、どのように表示し、誰に見て欲しいかである。コンテンツの内容が決まったら、構成を決める。本でいえば、章、節を分け、目次を作成することである。
? ホームページの構成を決める
ホームページは、大きく分けて、以下の3つの構成要素からなる。
・ヘッダー:タイトル(企業名・部門名・サーバ名等)等
・本文:ホームページの内容の説明やリンクしている項目等
・フッター:作者、作成年月日、作者への連絡先等
これらを考える際には、?で検討した「何を載せるのか」に従って、テキスト主体とするのか画像主体主体とするのかを考慮する必要がある。
? HTMLファイルを作成する
?・?をもとに、HTMLファイルを作成する。
最近では、「Word to Web」といった作成ツールや、作成機能を持つワープロソフト「一太郎」等があり、容易に記述できるようになっている。
? 最終チェックを行う
以上の手順で作成したホームページが正しく表示されるか、意図したとおりになっているかの確認を行う。
チェック項目としては、文法チェック(「weblint」・「htmlcheck」といった専用ソフトもある)や、複数の種類のブラウザでの動作確認等がある。
完成したホームページの公開方法としては、自分で構築したWWWサーバ上で公開する方法と、プロバイダのホームページ設置サービスを利用する方法がある。
前者は、ホームページの管理を自分で行わなければならないが、内容の変更等を容易に行うことができるといったメリットがある。後者は、管理はプロバイダが行ってくれるが、情報量(ホームページのサイズ)によって課金されるため、情報の追加等に制限が発生する場合もある。ホームページの公開方法は、上記の手順?で考えた、何を載せ、誰に見て欲しいかを考慮して、検討する必要がある。
前ページ 目次へ 次ページ